タイル床の滑り止め!転倒事故を未然に防ぐ方法をご紹介
老健施設内の浴室に敷いてあるタイルの滑り止めテスト施工を実施しましたので、ご紹介させていただきます。
ご紹介させていただく前に、少しだけ自己紹介をさせていだきます。
こんにちは、クリーンスタイル池谷です。
弊社は2003年に法人化して、現在16年目です。15名のスタッフと清掃に関するお悩み事の解決に毎日奮闘している愛知県名古屋市にあります『メンテナンスを目的とした清掃会社』です。
宜しくお願いします。
■タイルが滑って困っていませんか?
今回のブログ記事を読んでいただいている人は、以下のようなお悩みや疑問をお持ちだと思います。
1.タイルが滑って危ないから困っている。
2.タイルは何で滑るのか?
3.タイルを滑り止めする良い方法は?
このような疑問やお悩みにお答えしていきたいと思います。
宜しくお願いします!
1.タイルが滑って危ない。(転倒事故事例)
毎年厚生労働省から事故災害の統計を発表しています。今回は労働災害についての統計ですが、休業4日以上の災害数が平成30年度で127,329人です。その内転倒事故は31,833人(全体の25%)となっていました。
厚生労働省ホームページより引用
上記転倒災害の中には、滑り以外の要因での転倒災害も含めて検証をしていると思いますが、それでも毎年転倒による事故が発生していることは事実です。
さらに転倒事故が原因で骨折や半身不随などの後遺症に悩む人もいます。またそれらの事故の損害賠償として、数百万円〜数千万円の慰謝料の支払いを命じている裁判事例も出ております。
『転倒事故 裁判事例』で検索してみると、転倒事故による事例が出てきますので、一度ご参考ください。
2.タイルはなぜ滑ってしまうのか?
タイルが滑る原因は、靴底とタイルとの間に水、油、皮脂などのような流体が入ってしまう事で、靴底と床との密着を妨げてしまうからです。
油や皮脂などの汚れを清掃する事で滑りがおさまる事も見込めますが、それだけでは根本的な改善にならない事の方が多いです。
そこで床が滑る一つの原因でもある水。
その水がもつ表面張力の力を逆に利用する事で、滑りを改善していきます。
3.タイル床の滑り止めする方法
施工溶剤によって床面両面にもともとある隙間を広げ、コップ状のものを形成し、水のもつ表面張力(分子が引き寄せ合い離れるのを防ぐ)作用+水面に外部からの圧力(足)等が加わって起こる毛細管現象により、滑りを抑制します。
■テスト施工
今回実際にテスト施工を実施した内容を紹介します。基本的には本作業でも、同じ工程で作業を実施します。
今回はテスト施工だったので、緑色のテープで区切った範囲に対して防滑施工(ぼうかつせこう)を実施しました。
(1)専用の1次溶剤を全体は塗布し、数分間の反応時間をとります。
(2)専用の2次溶剤を全体に塗布し、数分間の反応時間をとります。
(3)アルカリ洗浄剤で中和作業します。
(4)水できれいにすすいで、作業完了です。
特殊な溶剤を使用しているため、素材の見た目(風合い)は以前と大きく変わらずに仕上げる事が可能です。例えば、表面に光沢感のある素材の床であれば、光沢感を残した状態で施工が可能となります。
■作業完了後の比較動画
動画だけでは分かりづらいかもしれませんが、テスト施工した場所としていない場所を比べると、滑り方が違ってきます。
4.さいごに
転倒事故は毎年起きており、起きてしまってからでは手遅れになってしまう事もあります。
またタイルや石材の重要が高まっている昨今では、滑って転倒してしまう可能性がある場所は多岐に渡ります。
(浴室、マンションのエントランス、ホテルのエントランス、温浴施設、プールなどのようなタイルや石材が敷いてあるエリア)
建物の利用者、職員や関係者などすべての人が安心して使用できる事がとても大切です。そのためにも危険を予知して未然に防ぐ事もとても重要です。
滑り止めでお困りのお客様がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にこちらからご相談下さい!宜しくお願い致します。
快適空間創造企業 株式会社クリーンスタイル
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